凡人エンジニアの自分探し旅

AWSやクラウドサービス、英会話についての話題を発信するインフラエンジニアのブログ

自宅とAWSをVPN接続してみた(インターネット接続編)

 

構築する構成

前回のブログで「自宅からAWSへのVPN接続」にチャレンジした。ただインターネットに接続しない環境構築としていたため、今回はインターネット接続できる構成にチャレンジした。

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構成図

 

設定方法

①PablicサブネットにNAT Gatewayを作成し、Privateサブネットにルートテーブルを設定する。

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Nat Gateway用 ルートテーブル

VPNエンドポイントのルートテーブルに0.0.0.0/0を宛先とし、NATGatewayに接続できる①のPrivateサブネットを追加する。

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クライアントVPNエンドポイント ルートテーブル

③認証に宛先0.0.0.0/0のエントリーを追加し、[受信の承認]を行う。

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クライアントVPNエンドポイント 認証

結果

PC上にインストールしたVPNソフトウェアから接続する。

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AWS Client VPN

PCからインターネット接続が出来た。なお、PCにVPN接続用のIPアドレスが割り振られていること、NATGatewayに設定したグローバルIPアドレスで通信していることを確認した。

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VPN接続したPCからのインターネット接続

感想

今回も無事に環境を構築出来た訳ですが、何が嬉しいかというとグローバルIPアドレスを固定化できることです。これにより、社外から社内システムにアクセスする際に接続元IPアドレスを制限することで、セキュリティを確保できます。細かいセキュリティ設計は必要なもののテレワーク推進にも大きく役立つと思います。次はActiveDirectoryを活用した認証にチャレンジしたいと思います。